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艱難辛苦という言葉がある。 意味するところとしては立ちはだかる困難や辛く苦しい出来事、降りかかる苦労に四苦八苦し思い悩むといったところか。 何事も上手くいかず、思うようにならず、足掻けども足掻けどもどうにもできず。 艱難辛苦とはそういう事態に直面したときのことを指す言葉であり、人間生きていればそんな経験の一つや二つして然るべしだ。 そしてそれを乗り越えられたとき、人はそれまでの自身から脱却し、一皮剥け、より大きく成長するのだろう。 与えられる試練はみなそのためにあるとは誰が口にしたことだったか。 なるほど、言い得て妙だ。 とどのつまりは生きていく上で避けては通れぬ物であり、ならば額面どおりではなく逆に捉えるのだ。 それを乗り越えるからこその人生である、と。 飛行場の滑走路のようにアスファルトで舗装しローラーでガチガチに踏み固められ高性能測量機器を何度も確かめてやっと施工完了した石ころひとつとしてないフラットかつ綺麗な道をただ言われたとおりに歩み進むことのどこに愉悦を感じられよう。 自ら選んだ山の、その鬱蒼と翳りぼうぼうに伸びた雑草を掻き分け蜘蛛の巣を被りアブに刺され泥だらけの埃まみれになりながら這いつくばるようにして登りきった先にある景色はきっとなによりも美しかろう。 だが、登った山は降りねばならず、またしても生い茂る木々やら図鑑でも紹介されないような珍妙な草花と耳障りに飛び回る鬱陶しい羽虫を相手にしなければならない。 放逐されてつい野生を取り戻してしまったトイプードルやらコーギーやらダックスフンドがうようよと息を潜めて飛びつく隙を狙っているかもしれない。 見目愛くるしい小型犬であればまだいいが、中にはより凶悪な毒持ちの蛇やらしたたかな猿やら腹ペコの熊やらタタリ神に堕ちた乙事主なんてものもいるかもしれない。 考えただけでうんざりする。そこが落石滑落上等の超高難度の山であればなおさらだ。 えてして人生と名の付く山はそんなもんである。 ここが己のベストだと腰を据えてじっくり下界を見下ろし疲れた体を休めつつよくやったと自分を褒めるのもいい。 一寸先は闇だ、何が起こるかわかったもんじゃない。 しかし、また違う景色を、もっと素晴らしいものを目指すのなら。 人生山あり谷ありとはよく言ったものだ。楽ありゃ苦もあるさとはよく歌ったものだ。 最終的には乗り越えられる試練ならば、お迎えが来る頃には酸いも甘いも噛み分けた、それはそれは満足いく人生を生きられることだろう。 でも、もし、その試練を乗り越えることが叶わなかったら。 目の前に聳え立つそれが乗り越えられないほど大きく、厚く、理不尽で不条理なものだったら。 しかして今俺はここにいる。 艱難辛苦で塗り固められた人生を歩んできたやつばかりのこの世界に、目を覚ませば、俺はいた。 呪われた青春時代とでも例えればいいのか、理想的な学生生活を送れなかった者達にもう一度あてがわれた謳歌の舞台。 にも関わらず、未だに艱難辛苦を敷き詰めて作られた路上を伝統ある箱根駅伝を全区画単独走破するが如き過酷さをもってして突き進まなければならないのはどういうわけか。 責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。 「どうしたの。気分、悪い?」 横壁をじっと睨みつけたままでいたためか、奏が不安げに問いかけてくる。 俺は体勢はそのままに、何でもないんだと言うが、それが気にくわなかったのだろう。 ころんと反対側、伸びてきた手の方、彼女の方へと向かせられてしまう。 なんという貧弱野郎だと誹られるのももっともだが、奏が言うところのうにゃうにゃはわからなくとも怪力設定は常時発動しているらしい。 高校生というか中学生、下手すりゃ小学生にも間違われそうなほど小さな体で、それ相応の力しか持ち合わせていないだろうという彼女が身長差も体重差もかなりある寝転ぶ大の男を簡単にひっくり返せるのにはそれ相応の理由があった。 俺のような凡庸な人間を何の拘束措置も取らずに閉じ込め、力ずくで言いなりにさせるのにわけはないのだ。 監禁先が彼女の自室であり、拘束されてるのは主にベッドの上であり、力ずくといってもせいぜいがこんな、床擦れしないように寝返りをうたせるくらいのものだとしても。 誤解のなきよう言うと、誰も甘んじて篭の中の鳥を演じているわけじゃない。 嫌なのかと突っ込まれれば閉口せざるをえないが、だからといって好き好んでこんな厚かましいマネを働いているわけでもない。 話は少し遡る。 退席するのは一向に構わないが俺をここから一緒に連れ出してくれるやつに限定するでなければご清聴願いたいむしろ連れ出してくれることを願う、切に願う。 あれはだいたい三十分ほど前だったか。 早々に手放した意識を次に取り戻したときには俺はすでに奏の自室にいた。 番狂わせは滅多に起こらないから番狂わせであって、大方の予想したとおり、常識の範疇を大きく逸脱した奇妙奇天烈な能力を縦横無尽に遠慮なく発揮した奏は難なくお目当てのものを掻っ攫うことに成功したようだ。 でなけりゃ俺は今ここにはいない。 とすると、あの場にいたゆりと椎名のその後が気になるところだが、奏は教えてくれないし聞いたところでなんだか冷めた目を返されるので聞きづらい。 巻き添えをくらっただろう日向達に至っては心底何の心配もしちゃいないが、仮にもゆりだって女の子だし、椎名にしてはそれのみならず病み上がりだ。 起き抜けに様子を確かめに行こうとして、それも無言で見つめてくる奏によって阻止された。 いや、その流星雨か高輝度HIDランプのように爛々と光りを放つ双眸は雄弁に語っていたんだ。 いかないで、ここにいて、看病させて、と。 目は口ほどにものを言うらしいが、いやはやこいつと一緒にいるとその言葉が痛いほど感じられる。まさに痛感だ。 こちらからまず聞かなきゃ必要なことも言いやしないんだからある意味必然だが。 しかも聞いたところで、狙ってやってんじゃないかというほど紛らわしくかつ不器用な返答をよこすときが多々ある。 こうして静かに本音をたたえる瞳から言いたいことを汲んでやるのが一番厄介がなくていい。 そしてここに、俺が篭の中の鳥よろしく大人しく寝付いているわけもあった。 言わんとしていることが読めてしまう分、言葉にされるよりもなお振り払い難いんだよ。 これが迷惑がれるようなことだったらどんなに楽だったか知れないが、あからさまに迷惑がれるようなものでないために強く拒否できず。 顔面においては眉ひとつ微動だにさせないくせに、ミリ単位で揺れ波打つ瞳を前に、俺は己の無力さを嘆くしかなく、極力彼女を見ないようにするだけで精一杯で、だから壁なんぞを睨んでいたんだ。 そうしていないと看護精神過剰の白衣の天使はひたすら動き回り、あれこれと甲斐甲斐しく介護一歩手前の手厚い看病を買ってでてくれる。 ありがたくて涙が出そうだ。 「そうだわ。おかゆ、できたの」 あ、マジで泣きそう。 ベッド際に寄せられたテーブルに置かれたお盆と、お盆に乗せられている小ぶりな土鍋を目にし、俺は頬と胃が引き攣らんばかりの思いだった。 お粥って普通白いよな? 入れても卵とか梅干とか、あとはまあ鮭の身をほぐしたのとか、そんなのだよな。 凝るやつは出汁や薬味、滋養のありそうなものを入れるんだろうが、お粥のスタンダードなものとしてはただ生米を煮たもののはずだ。 それがどうだろう。 百歩譲って豆腐はまだいいとして何故ラー油を入れたような刺激的な赤色をしてるんだ、ほのかに鼻腔をくすぐるこの山椒みたいな香ばしいかおりはいったい。 なんとも斬新かつ劇的なお粥がそこにはあったというかそこにあったのは誰がどう見ても麻婆豆腐でありお粥の要素は申し訳程度に見えるふやけた米粒くらいにしか感じ取れなかった。 食欲はそそられるが見ているだけで腹が膨れそうだ、胸焼けと言い換えても差し支えない。 ごくりと喉が鳴ったのはあまりにもうまそうに見えたからだと信じたい。信じなければやってられない。 今になって先刻のゆりの言葉がまざまざと思い出される。 まさか本気でそんなもん出すわけねえだろうと高をくくっていたが、あいつ、ビタリと当ててくれやがった。 「どうしたんだ、これ」 くゆる湯気の向こうに座る奏にそう言う。 「食堂でお願いしてきたの。うまいわ、きっと」 それは食券乱用、じゃない職権乱用じゃないのか。しかもできたっていうか出前が来た、じゃないのか。 一般生徒の見本であるはずの生徒会長はしかし欠片も悪びれた様子はなく、一杯のかけそばをじゃあないが分け合って食う気満々である。 よそう椀はなく、土鍋が一つ、蓮華は二つ。 内一つは奏が手にし、すくったお粥と言う名の麻婆をわざわざ食わせてくれるのか、鼻先まで持ってくる。 こぼさぬよう自然と下に添えた手が、今の格好と相まって、なんだか本当に白衣の天使みたいだ。 無償で慈愛を振りまき救いの手を差し伸べる天の御使い。 「食べて」 差し出されるのは天上の甘露とは程遠い、辛味という味らいに痛いカプサイシンと刺激の塊だが。 なんたる艱難辛苦だ。むしろ辛いだけだ。 学食で出されている麻婆豆腐そのものに気休め程度に煮米を加えただけであり、何度か食してるんだから想像がつくが、はたして麻婆粥の味や如何に。 意を決し、俺はそろそろと口を開き。 「あさはかなり」 その言葉を耳にしたのは、身を包みこむいい匂いのする布団から一転、何もない空を舞っているときだった。 窓ガラスをけたたましく突き破った真っ黒なボールがひとりでに破裂し、次の瞬間閃光が一面を覆い尽くすのに要した時間は刹那に終わり。 反射的に身を強張らせた俺の首根っこを誰かが引っ掴むと、とんでもない勢いで引っ張られていった。 開きっぱなしの口の中に奏曰くうまいお粥が運ばれることはなく、けれども代わりに必要以上の酸素が流入してきて、一気に食道まで乾燥してそうだ。 搾り出したい絶叫は張り付く喉では不可能であり、呼吸すらも満足にできない。 一応重力の縛りは健在らしいこの世界でこんな高さから羽ばたこうものなら蝋でできた翼をもってしても楽々と落下が可能であり蝋の翼なんてデッドウェイトなもん付けていようがいまいが落ちるものは落ちる。 このままでは地面への激突は必至であり必死である。 突然のことに体は石みたいに動かない。 僅か数秒足らずででっかいピザを地面に作ることになるだろう恐怖で竦みあがってしまい、なれども突然浮遊感が収まり、やおら降下が再開する。 十分に安全な高さまでくると、俺を脇に抱えたそいつは鉤付きの縄から手を離して飛び降り、危なげなく着地すると息つく間も惜しむように駆け出した。 地面が近いことをこんなに感謝したことはない。 竦みきった体は噴出す安堵によって一転して弛緩しきる。 そうしてようやっと見上げれば、ひたすらに真ん前目指して全速力で走る椎名の顔があり、俺が自分を見ていることに気が付くとチロリと目線を逸らした。 はて、何故だろう。 声を出そうとし、しかし今もって渇ききったままだった喉は咳をするに留まる。 「大丈夫か」 ややスピードを落とし、彼女が言う。 俺は何度か唾液を飲み込んで喉を潤し、その最中、これは何だろうと視界に入った白い布に疑問を抱いた。 その白い布はどうもエプロンらしく、それだけでなく、普段の彼女が好んで穿くようなものじゃない、いやに長いスカート。 両サイドに深く入れられたスリットがなければこんな全力疾走していたら転んでしまいそうだ。 下半身から徐々に上半身へと視点を移せば、やはり白いのはエプロンだったようで、スカートだと思っていたのは一体型のロングドレスだった。 黒地のドレスに白いエプロンが映える、なかなかにクラシカルな出来栄えの衣装だ。 俺は行ったことはないが、有数の電気街では加熱したブームを過ぎた今日でもお目にかかることが容易だろうと、そんなことを現実逃避気味に思った。 「ひとつ、いいか」 俺は最後に一度咳払いすると、期待と不安が織り交ざった色を滲ませる瞳でこちらを見たり逸らしたりを繰り返す椎名に向けて口を開く。 「それも売店で売ってるのか」 動きやすさを追求した結果だろうか、一部改造した跡が見受けられるメイド服を着込んだ艶やかな黒髪メイドは、ぷいっと顔を背けただけだった。 *** 意外にもしっかりと女の子してた奏の部屋から場所は変わって、人目につかないよう忍んで連れてこられたのはかび臭くほの暗い体育館倉庫だった。 あっちに戻りたいというわけじゃないが居心地において雲泥の差があるのは確かだ。 一見するとマットだのハードルだのが整然と並べられてはいるが、別段掃除が行き届いているわけでなく、きちっと放置されてるだけだろう。 換気も悪いらしく淀み溜まった湿気と、充満する埃で息が詰まる。 明り取り窓から差す日でキラキラと儚く舞い散る様はそこだけ切り取れば氷晶さながらに幻想的ではあるものの、どんなに美しかろうがダニとダニの死骸が空気中に浮遊してると思うとやっぱり息が詰まる。 ダイヤモンドとは似ても似つかないただのダスト。 清潔とは程遠い、所詮運動に使われる道具を一纏めにするためにあつらえられたほったて小屋に過ぎない。 とてもじゃないが長居したいともくつろげるとも思えない。 どっかから持ち込んだパイプ椅子に腰かけ、これもかっぱらってきたらしい机に頬杖つきつつそんな考えに没頭していた俺はまたしても横壁を睨んでいた。 くすみも見当たらなかった奏の部屋の真白い壁とは大違いのシミと錆びだらけで、だからといって見ていてもこれっぽっちも面白くない。 天井のシミを数えてる間に終わるよとはものの本で読んだがこれだけあったら宵が明けても数え切れないんじゃないだろうか。 というか何が終わるんだったか。 「どうした。気分でも悪いのか」 「奏にも同じようなこと言われたよ」 それよりもと、いい加減代わり映えしない壁との睨めっこも飽き、やむなく彼女へと向き直る。 立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花とは意外と西欧給仕にもありなのかもと、思わず目を奪われる。 見てくれだけなら文句なくそう評していい。 生徒会長の部屋に襲撃をしかけるようなアグレッシブさはすっかりなりを潜め、こんな汚い汁が染み付いた場所に立たせておくには勿体ない落ち着き払ったメイド。 しかし。 「なんなんだ、その格好」 どういうつもりでそんな乙女チックな装いをしてるんだろう。 いつもは無造作に垂らしているだけの髪の毛を背中の辺りで結い、フリル付きのカチューシャまで。 上から下まで完全武装した椎名の気合の入れようで余計に疑問を覚える。 可愛いもの好きってのは知ってたが、これはベクトルが違うだろ。 本人もその自覚はあるらしく、指摘された椎名はちょっと恥ずかしそうだ。 だったらやらなきゃいいんじゃないかとは言わないでおいた。 喋る前から話の腰を折ってちゃあ世話ない。 「私はこういった動きづらいのはあまり着ないんだが」 「だろうな」 「……だからといって、その、着たくないというとそうでもなく……」 「そいつは、まあ、俺からはなんとも」 「勘違いするな、なにも進んで着たいわけじゃない」 説明しだした途端尻すぼみになってしまい、かと思えば強く否定する椎名の言いたいことがいまいち判然としない。 常ならば着ないような服、それが穢れも知らない女児の夢かもしくは薄汚れた大きなお友達の理想を具現化したようなものでも、着てみたいと思うことがあってもいいだろう。 じゃあ何で着たくて着ているわけじゃないということも言うんだろう。 首を傾げる俺を前にして、彼女はくるりと反転した。 一拍遅れてふわりと微かに翻ったスカート、その奥に覗いた白い肌に、どうにもこちらが気恥ずかしくなる。 「こういうのが、いいんだろう」 その言葉の示すところを理解したと同時、そんなもん吹き飛んだが。 「日向が言っていた。お前はこういうのが好きだと」 よかった、あの野郎無事だったのか。巻き込んだ腹いせかはともかく次見つけたらただじゃおかねえ。 それに何を吹き込まれたのか知る由もないが、鵜呑みにするこいつもこいつだ。 ていうか、それじゃあ、まるで。 「それに天使だって、だから、私は」 「おい」 「だというのにお前は憮然とした顔ばかりで、あまつさえ私を見ようともしない」 「なあ、おいって」 「ひとがどれだけ我慢して、こんな」 「椎名」 俯きながら小声で捲くし立てる彼女はこちらの声が聞こえていないようで、仕方なしに立ち上がり、その肩に手を置く。 言葉は途切れ、弾かれたように振り返った椎名の顔は、昨日のそれとは違う赤色をしていた。 飛び込んできたそれのおかげで、かけようとしたセリフが追い出されてしまい、俺まで口を閉ざしてしまう。 「一言くらいあってもいいじゃないか」 ぽそりと、沈黙を破ったのは彼女だった。 期待と不安が織り交ざった色を滲ませる瞳でこちらを見たり逸らしたりを繰り返すのはさっきとおんなじで、いや、今は割合的には不安が多いか。 そんな目で見るなよ、咄嗟にすまんと謝りかけちまったじゃねえか。 そんな言葉が聞きたいわけじゃないのは百も承知だ。 でも、じゃあ具体的にどう言えばいいんだろうか。 何を言ってもなんだか薄っぺらくなっちまいそうで、じっくり言葉を選んでみてもどれもしっくりこない。 まにまに俯きだす椎名は今にも消え入りそうで、長考する時間は与えてくれず。 だから。 「あー、その……いいんじゃ、ないか。うん、いいと思うぞ。スゲエいい」 とんでもなく薄っぺらい、それどころかどうでもよさげな言葉を吐くこの口は誰の口だ。 俺のだよ。 重ねた推敲はこれっぽっちも役に立たず、雲よりも軽い社交辞令みたいな褒め言葉はしかし、耳にした彼女にはことの外嬉しかったらしい。 「ほ、本当か? いいのか?」 そんなことを言われて今さらうっぴょーんやーいひっかかったーなんて言えるほどイタズラ好きでも無謀でも人でなしでもなく。 言葉は軽いが本音ではそう思っているのも確かで。 早い話、ブレーキを踏めなくなった。 「嘘言ってどうすんだよ。よく似合ってんじゃん」 「そ、そうか、よかった」 「なんていうか、そう、萌えるっていうの? そんな感じにグッとくるな」 「萌えるのか」 「萌え萌えだ」 「そ、そんなにか」 俺はいったい何を口走ってるんだろう。 百面相とまではいかなくともコロコロと表情を変える椎名の様子だけはわかるが、肝心の喋っている内容がまったく思い出せない。 まるで反射で答えてすぐさま記憶から忘却しているようだ。 やぶれかぶれにもほどがある。 でも、止まれない。 「ああ、そんなにだ。もし俺がご主人様だったらこんなメイドがいたら絶対傍から離さないな」 ボンっ! とでも擬音化すればいいのだろうか。 そのときの椎名はまさにそんな爆発音がぴったりな勢いで真っ赤だった顔をもっと染めあげた。 俺はといえばそんな椎名のおかげではたと止まり、目を逸らし続けていた己の、とりわけ今の今放ったセリフを数十回は脳内で噛みしめ、よおく理解してから噛み砕き、 事ここに至り発した言葉によって赤っ恥をかきまくってはいるが表面上は完全に真っ青になっていた。 穴があったら一生引きこもる覚悟で引き篭もりてえ。墓穴だって今なら小躍りして飛び込む。 それができないならもう消えてしまいたい。 「……なら、なってみるか?」 「え?」 カチューシャを外し、パサリと結わえられていた髪も解かれて広がる。 半歩分空いていた隙間も踏み出す彼女は躊躇せずに潰した。 「……あさはかなり」 両手が首に回され、瞼を瞑った彼女は爪先立ちになって。 「見つけた」 そんな椎名の向こうから屋根を吹き飛ばし、抜けた空から神々しく降り立ったところどころに煤をつけた白衣の天使は、しかし何故だろうか、見てくれの可愛らしさに全力で反しており、 言いたいことが全く伝わってこないその流星雨か高輝度HIDランプのように爛々と光りを放つ双眸を一段と輝かせて佇んでいた。 おわり
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WORKS _ \ヽ, ,、 `''|/ノ .| _ | \`ヽ、| \, V `L,,_ ,、 . |ヽ、) ヽYノ .| .r''ヽ、 | ./ .`ー-ヽ|ヮ / zヘヘ-、 `| | {二ニヽ | | 八-_,ィ⌒ヽ , ‐,ノ | /∨ ハ _,.イ7ミ/ ヽ, ,′| / 人 / ( (ミノ ヽ, | j ,′ フ>'´ _>┘ r、_ | ∧__/ / V{  ̄l / 厂 _ '´ `ー-孖ニ7 _ -一'' ┌乢J ̄ rll刊 Lu┘ ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ ______________________________ . < zヘヘ-、 ゝ \{二ニヽ / 八-_,ィ くく ココはTKに任せて先に行けYO! \ \ \ \ _/{_∧}\ト、 \/^⌒丶、 . \ ⌒メ/ / リ Y i \ . \ '"⌒メ、 \{ .... ノ ノ} | |' \ . / 〈二¨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{ ⌒\ _| ト、`ー ^ヽ`つ . /(⌒¨⌒ヽ . _ヽ . {チミ }-‐'⌒\ 〈ニ二二二二ト-‐'´ (∨ / 〃 厶ノ /{ ∧ .. 八_∨7 \ ∨ | \ `7二\_∧ ,′ 厂 ∧____........ イ i| V/. / /巛 〈 │ | ─''7 {. / /\ }_ / リ/∨ 〈巛/\|\ | \ | / ノ〈\ ∨i/ー‐个 、t辷7 /.ニニ∧_ -=彡''"⌒ | | \ / / /⌒ ー-\| i|ニニ7゙ {{>r‐| /| /二 、 | | \. 〈 r'< 二ニ| i| /\|| _,|i/´| / \ ‐-八 | │ / >‐| リ/| l厂〃l/ | / ,' \ 〈 ハ | │ 厂{ _>'"´ |/o/ || /' | | ∨ /\ ヾ ∧ ノ│ ∨ 八 _>'"´ //{ {{人 |/ ∨ / 丶、 > ノ \__/ /o/ /V/r爪 { | ∨ ー-‐'⌒´\ \ / / /{{ {{ノノ}} ハ \ \ _____________________________, __________、 ____________! ,.. ---- 、 -zヘヘ-、゙ ! ゙'''、 ,i''" `'j ,..-''". |./ ! | {二ニヽ ! .! ,! ./ .,/ '" .! | 八-_,ィ ⌒ヽ , | .| , ‐,././! | /∨ ハ .| _,.イ7ミ/.../! | ,′| / 人 | / ( (ミノ/! | | j ,′ フ>'´ _>┘.`'、!r、_ | | ∧__/ /!| `'-, \!V{  ̄ l / 厂 _ '´ |! .\. ..\! `ー- ?ヲニ7 _ -一'' .,! | . \ .\! |┌乢J ̄ | l .\ . ゙'-、,,ii;;____ rll刊 i;;_____;;;;i,, ii;;______;;;;ii、Lu┘ \ ヽ/ ) \ l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄く | ヽ `ヽ、 | ノ |____________く ``''ー- ゝへ /| | ,ヘ.) ゙ソ ヽ / | | 〉 L_ / | |, /| r ≡=- 〈´ ,,.._ | |'t-'゙ | ,へ ,r┘ ,、yx=''" `ー{゙ _, -、 | | レ' ヽr、⌒ヽ' ゙、`--─゙ | | `、 _,,、- ゙、 ー'' /| / `、 2010年4月11日ABスレに二人のTKが現れた… ↓本物 zヘヘ-、 {二ニヽ 八-_,ィ⌒ヽ , ‐, /∨ ハ _,.イ7ミ/ ,′| / 人 / ( (ミノ | j ,′ フ>'´ _>┘-、 r、_ | ∧__/ / {二ニヽ zヘヘ-、 V{  ̄l / 厂 _ '´ 八-_,ィ⌒ヽ , ‐, {二ニヽ `ー-??ニ7 _ -一'' /∨ ハ _,.イ7ミ/ 八-_,ィ⌒ヽ ┌乢J ̄ , ‐, ,′| / 人 / ( (ミノ /∨ ハ rll刊 _,.イ7ミ/ | j ,′ フ>'´ _>┘ ,′| / 人Lu┘ / ( (ミノ r、_ | ∧__/ / | j ,′ フ>'´ _>┘ V{  ̄l / 厂 _ '´ r、_ | ∧__/ / `ー-??ニ7 _ -一'' V{  ̄l / 厂 _ '´ ┌乢J ̄ `ー-??ニ7 _ -一'' rll刊 ┌乢J ̄ Lu┘ rll刊 ↑ ID 46tk9lSS0 Lu┘ ↑ ID s04TKWT40 ※IDはAngel Beats(エンジェルビーツ)Track53 とTrack54 時のもの GET CHANCE AND LUCK !! .ヾ /べ\ / .// /ィ / ./ベ / // 7 t ; ;丶、 / .\ /// , - "7 , ==、.} ; ; ; ; ;`` ; ;-‐ ‐ - - ‐ ‐; ;´ ; ; ; ; 〉/  ̄ `丶、 、_ / , , , , .}| ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 〈 l ; ; ; ; ; ; , 丶 ー---<- 、 `丶 、ー--- " , ; ; ; ; ; ; /l; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;l、y; ; ; ; ; ; ; ;, , , , < ヽ ~ '' ヽ、, , ; ; ; ; ; ; ノ{ l ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;}丶 丶 、,r ー " ̄ , , ; ; ; , 丶、 ヽ; ; ; ; ;/.ヽl `ト、 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;イ .}ミ -/ ,,, ヽ- '´ 〉、l T 、_ ;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;,,__ ィ' | ./ ̄ / , , , , , , , ,; ;j '''' i ヽ "l l .l ' '; ; ; ; ; ; ' ',' ' ; ; ; ; ; ; ' '.l lイ / , ; r-ー フ ; ; ;, ヽ_ - -ノi/l| l ' ' ' ,,;;; ' ' ' ' l l ヽ、/ , ; / / ' ; ; , ヽ l .l ''、,,、 / .l / , ;/ / , , ; ; i,, ' ; ; ,, ヽ l ∧ 、_ __ _, / .j / ̄`ヽ, ; / / , , ; ; / ヽ; ;, ' ; ; ;, 丶 li ハ.\ ー //i /l´ー-、イ,;/ / , , ; ; ;/ l; ; ,, ' ; ; ;, .\ l/l. ハ \ / / l/ ,ト、;_;;_;_/ / , , ; ;./ , , .l; ; ; , ' ; ; ;, \ 丶 lヽ、丶__/, - l.l" .ハ / , , ;/ , , ; ;/ l; ; ; ; , ' ; ; ; , , , -‐ヽ、\.l.l ヽ / l.l / .lヽ、 ,イ , ,;/〈; ; , , , ; ; / l; ; ; , , ' ; ; ', ; , ,〈 ._ ニユ, l.l 、 イ l / ヘ、 / ヽ、_;;/ l ; ; ; ; , ',丶\ ; ;` , , ; ; ; ; ; l l.l; ;` ー一 ´ // y'ヽ、 ソ / l; ; ; ; ; , ' , ;丶 \; ; ; ; ; ; ;ノ. l.l; ; ; ; ; ; ; ;.// {、,, `ー" イ xヘ_ _ / ´ --、\ `丶 ´ ,.ニニ \)\ \ / / `ー' \_ \ __/_ イ〈、 ̄ ̄ ̄\ } ト| /─‐、 ∨ ′ |\ | N / \\{ { ̄\ | |^Y │ 絶望のカーニボゥ! / ヽ∧  ̄ ̄ | |メV|八 / /|人__........ イ| | | ヽ / / | V'| /│ /j\ } / ∠ _八 レ| ' | 八ノ \/. / / / ∨r| / ∨ }\__ / / / __∠∧ __/ / / / / 厂||o / ´ /\|___{ { / ,′ || ∧__(\イ/ o// / ∨ l || /| |(\丶\ //7 / \__,,二ニ=-=ニ| l二二| |人\\) \// {. / | | ノ (゙ヽ\` ∨ | | / {{>、 ` ノ , ィ n Foooooooooooooo {\ ,、/; ノ ,ィくノ hehheaaaaaaaaaaaaaaa!! 乂j\____ム_>ァ--、/ / \______i / . \ \'ー-- 、 . | /. . . . . .` ..、)ニニニニゝ V Y´=====`\ , -‐┘ \ / __ノ__ \ ( `  ̄ i ̄´ ;) ` ̄ ̄ ̄ ̄| | |  ̄ ̄ `ー'`ー' \ ヽ '、 \ -、 ノ___ \ \///∧ 、 、/ -‐-- 、`ヾ Easy Come Easy Go !! ,''""丶 ~\//∧ V'" ヽミ イ v' ヽ//!, --、 { _;;;‐ ''''、ヽY一 、 .{ |. !、_ 7 ノ " 、 'y ´!、__ .\\''' " .∧ ' 、 _) " ,フテ - " ` -、 . ∧ Vi ヽ /\ ヽミ _ ヽ`ー--ノ / ̄三// ヽ =ーr- ヽ ` -' / ハ .ヾ、~ ̄ ヽ `ー"-" ` - ' <__ ハ `-' ヽ__|___ \  ̄ ̄ ヽ _ V~``Vヽ ∥ヽ ヽ ` ー 、  ̄ ー 、 V ヽ ヽ {{_{{ ! \ヽ ""ヽ __ ヽ V ヽ ヽ .{l {l' ` ー 、 ∧ ヽ ^ヽ ヽ} ∨/、 《 ヽ 〉 ' ∨ハ / ,' ' ∨ / ,' 》 ∧ 'ヽ / i / 一 、 〈V i / /-- ノ ..ヽ i/ " ´ ___ >一-- 、 // .一─- =、、 / / ヽ 、. .l' ハ〉 | N ┏┓ ┏━━┓. |ii."~ ̄j ̄`゙'' t_ _ 、 ┏━┓┏━┛┗━┓┃┏┓┃ ハ '' 〈 '' .| | ヾ ┃ ┃┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏━━━━━━ | |.、 д, ! | ゝ |━━━━━━━━━━━━━┓┃ ┃┏━┛┗━┓┃┏┓┃┃J U S T ノ,| , .ト、 イj i|ハ | W I L D H E A V E N┃┃ ┃┗━┓┏━┛┗┛┃┃┗━━━━━ . ノ| | | ー ´ /.|i/ \ l .━━━━━━━━━━━━┛┗━┛ ┃┃ ┃┃ __ , -<,i/ i / /__ソ ┏━┓ ┗┛ ┗┛ /⌒ヽ-- 《 ∧-- -.||∨ ̄ ̄⌒ヽ ┗━┛ Σ___)△[___] 川 〉| W ./  ̄ ̄ (( \_/ )) |×| M  ̄.Y 川 〉|△[___]Σ___) Σ___)△[___] 川 〉| W ./ ( つ旦O と_)_)
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白々海 エンジェル島 スカイピア 2年前にエネルにより消滅。 ビーチ エンジェルビーチ 雲切場 通り ラブリー通り
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「うわ、アホだ」 そう言われても仕方ない。 風邪なんてひくような心当たりを尋ねて「滝行を行いながら平行して両手の五指全てに鉛筆を立ててバランスを保つ集中力の修養」等という甚だ神経とおつむを疑うような荒行を夜通ししていたと答えられたら、誰しもそんな反応を返すだろう。 滝なんて絶景ポイントが近場のどこにあるんだか知れたもんじゃないし知りたくもないが、今日日仏僧か格闘家のパフォーマンスじゃあるまいしよくそんなこと実践しようと思いつきしかも実践したな。 突き詰めればなんのことはなく、集中に次ぐ集中で精神的に疲弊しきり疲労困憊なのも把握できずにそんなことをしたのがぶっ倒れた遠因じゃないかという仮説が立てられ、一応の結論とあいなった。 なんとも呆れた原因だった。 まったくもって人騒がせなことだ。 こっちはもしかしたら消えるんじゃないかと本気で肝を冷やしたってのにそんな状態で体の芯まで冷やしてりゃそりゃ風邪に似た症状の一つや二つ出るだろうよ。 「口には気をつけた方がいい。私は耳がいい、うっかり刺してしまうこともあるかもしれん」 「はあっ!? 耳がいいのと刺されんのと何の関係があんだよアホじゃねえのって、え……」 「だから言っただろう、口には気をつけた方がいいと」 食ってかかるユイを椎名がのらりくらりとかわしながらうっかり隠し持っていたクナイを投げ落としてしまった。 ひとたびステージに立てば全校生徒の憧れの的が、哀れにも誰にも見向きもされずに屠られる。 軽率に、そしていたずらに絡んだ自業自得の報いとはいえ、照れ隠しに見る痛いめとしては破格であり同情を禁じえない。 物言わぬ彼女のどてっ腹から何食わぬ顔で血まみれのクナイを引き抜いた椎名は、お約束の言葉を念仏かもしくはたむけとして唱える。 「あさはかなり」 すでにあれから丸一日が経とうとしていた。 ここは今日も今日とて絶賛校長不在の校長室であり、見てのとおり椎名はしすぎじゃね? とくらいにすっかり回復し、集まった主たるメンバーに前日の不祥事は体調管理の不備から起こったものと報告した。 それに対する個々人の対応は往々にして似たり寄ったりで、一言で言い表すなら自分の腹から流れ出てできた血の海に溺れる後輩をして教訓にし、触らぬ忍者に祟りなしと渇ききった愛想笑いを貼り付けている。 誰だって進んで藪をつついて痛い思いをしたくはないだろう、死なないとしても。 だけども怯える者も久しからず、いち早くどん引き状態から覚めた者が。 「だいたいわかったわ」 場に犇く重苦しいもやもやをゆりがパンッと手拍子で振り払った。 「プライベートにとやかく言う、なんてことはしないけど、あまり作戦に支障をきたすようなことは避けてね、これからは」 戦線をまとめあげるリーダーとして最低限それだけは言っておかなきゃならないと、事務的にそう言った後、コホンと咳払いをして区切る。 そしてなにか、作ったような、表情筋に無理やりその形にしろと命じたみたいな笑みを面に出す。 ピクピクひくつくこめかみの辺りにビキビキ浮き上がる血管の錯覚すら見えそうだというか錯覚なんかじゃなく事実見えていた。 「それで、それはなにかしら」 すーっと、ある一点を差すべく伸ばされた指先は震えていた。 何故だかわきあがる怒りによって。 席次というものは別段割り当てられていなくとも日頃からそこに座っていれば自ずと定着するもので、特になにもなければ俺は日向の横に腰掛けていることが多い。 しかし今日向は人ひとり分間に挟んだ向こうにいやに居心地悪そうな感じで縮こまって座っている。それも床で、しかも体育座りだ。 居心地悪いといえば俺の方もそうとうに居心地悪く、突き刺さる奇異の視線は尋常でなく、しかも約一名は熱視線に加え指まで差してくる。 いやその約一名がやあやあ苦節うん十年ようやく見つけたぞ某が親の敵めがここで会ったが百年目積年の恨みこの一太刀に込めてぶち殺してくれるわと言わんばかりに睨んでいるのは俺じゃなく俺の隣に陣取っているやつの方なんだが、 当の本人は醸し出される殺気もなんのそのと暢気に茶なんぞ啜ってやがる。 「あさはかなり」 「あさはかなり、じゃないわよ」 いつもなら室内の隅っこで犬っころの人形と戯れているか棒っきれに夢中になっている椎名が今日は珍しく座っていた。 それはいい。 やって来るなり元からそこにいた日向を押しどけたのもいいし、何を言ってもあさはかなりの一言で片付けるのもいつものことだからいい。 問題は、そう、距離感。 近いんだよ。 詰めれば三人くらいは座れそうなソファ、俺は端っこまで身を寄せていてスペースは十分余っているはずだ、しかしだ。 「なんでそんなにくっ付いて座ってんのよあんた達はって聞いてるんだけど」 隙間ができれば即座に潰し、椎名はピタリと傍らに張り付いて離れない。 触れ合う部位の温かさや感触に馴染み始めている自分が恐ろしい、それ以上に窓から入る陽光を背にしながら怪しく光る瞳で俺を、 いや俺達から片時も目を逸らさないでいるゆりの恐ろしさは筆舌に尽くしがたいっていうかどうして何もしていない俺ばかりがこんな胃を握り潰されそうな迫力圧力理力諸々を一身に受けている。 奇っ怪千万。 「いけないか」 「そうは言ってないわよ。ただ、なんでそんなことしてるのかしらって聞いてるだけじゃない」 「プライベートにはとやかく言わないんだろう」 「公私の混同はその限りじゃないわ」 何をもってして公私の区切りをつけているのかわからないがゆりがそう言うのならそうなんだろう。 だから俺はこれ以上この場において比率的に少ない女性同士での仲が拗れるのを危惧して自分から退席しようと腰を上げかけおいそこ逃げたよとか言うなはっきり聞こえたからな日向覚えてろよ。 そのときだ、左手の裾を摘まれる。 「どこへ行く」 捨てられた子犬みたいな目が捨てないでと懇願するように見上げていた。 退席することなんてできようはずもなかったことは語らなくても読めるだろう。 上げかけた腰は縫い付けられたようにそこから離れることはなかった。 「ね、ねえねえ、大丈夫かな、本気でまずいんじゃないかな、あれ」 「し、知るかよ、俺らにゃ関係ねえだろ、ほっとけっつの」 「おい、ゆりっぺは何故ああも不機嫌なんだ」 「すみません、急用ができそうなので本日は失礼させていただきます」 「あっ、ずるいですよ、僕も」 「鮮血のconclusion」 「さ、さあて、そろそろ日課の背負い投げの練習に出るか」 一角に固まって輪を形成するなんとも頼りがいのない男共はアホの頂に立つキングオブアホ以外怯えて目を逸らすか脱出の算段とそれを実行するための用意を着々と整えつつある。 例外は自称神様だけで、さっきから窓ガラスに反射する自分に向かって何事か語りかけている。 神様だったらこの場を丸く治めてくれよとは他力本願極まる願いだとは思うが、俺はけっこう本気だった。 「音無さん」 そんな俺の願いが本当に届いたのかはとにかく、直井が振り返る。 次の瞬間、やっぱ神様なんていやしねえと、都合よく頼っておいた挙句その存在を否定したばかりの神を心の中で呪った。 「僕、なんだか風邪ひいちゃったみたいなんです」 あろうことかこの副生徒会長様は磨き上げた催眠術のスキルを自分に向かって使用したらしい。 自己暗示やら自己催眠とかそんなまさかと思うなかれ、こいつのそれが強力なことは折り紙つきだ。 現に真っ青をぶっちぎりで通り越した土気色な顔色、盛大に咳き込んだ後口を覆っていた手にべったりと張り付く粘性すらもった赤い液体。 風邪どころか不治の病に侵されていても不思議じゃない。 峠は越せそうにないが明らかに度は超している。 これでわかった、朱に交わって赤くなるのに大した時間は要らないんだな。 「だから」 「僕も看病してほしいなあって」 「なんで」 「だって音無さん以外信用できないんですもん」 「やだよ」 「そんなつれないこと言わないでくださいよ」 ぜーはーぜーはー喉を鳴らす直井はともすれば何もしなくてもそのまま床にうち捨てられた後輩女子の後を追いそうなほど具合が悪そうに見えるが、考えていることを如実に物語るその目つきは鋭くぎらついていた。 それでなくても自分からなっておいて看病をしろもくそもあったもんじゃない。 その上で看護させる相手を選り好みする図々しさはいっそ天晴れとすら言える。 「ねえ音無さ」 パアンッという発砲音が炸裂し、その先の言葉を封じ、そして彼は膝から崩れ落ちた。 「心配しなくていいわ、みねうちよ」 曰く、峰打ちができる安心設計の拳銃を流れるような動作で引き出しにしまったゆりが言うが、不安ばかりが募っていくのはどうしてだろうか。 じき息を吹き返すとはいっても痛いことに変わりはないんだから、そうむやみやたらと撃たれたくないしそんな場面に遭遇するのもいい気はしない。 まして眼前でのことならなおさらだ。 「それよりも、おっとなっしくん?」 と、唾棄するようだったゆりの口調が瞬時に切り替わる。 猫なで声で、まるで、甘えてくるような。 その変わり身の鮮やかさに猜疑心と警戒心が自然と強まってゆくのがわかる。 「な、なんだ」 やべ、どもった。 落ち着け、平静になるんだ、変に不審がられたり怒りを買ってしまえば床に転がるはめになるかもしれないだろ。 あんなのの二の舞はごめんだ、先に逝っちまったやつの轍なんて踏むもんじゃない。 「あたしね、なんか今朝からちょっと熱っぽいかなって思ってたんだけど、たぶん椎名さんの風邪がうつっちゃったみたいなのよ」 そう来たか。 巷で健康優良不良少女とまで囁かれていてもよさそうなくらい元気そうにしてやがって、なにが熱っぽいだ。 せいぜい顔がほんのり赤い程度じゃないか、大事を取りたいならたんに寝てればいいだけだろうに。 だいたい病気になんか罹らないんだろう、この世界は。 そうは思うが、こいつが仮病だという確然とした証拠もないし、指摘すればまた別の理由を探してくるだろうし、なにより俺は椎名という前例を作っちまってる。 彼女はよくてお前はだめだとは口が裂けても言えない。口以外の何かを裂かれる恐れがあるからだ。 どうする、俺は何のカードを切ればいい。 逃げる、煙に巻く、飛び降りるといくつか思いつくが、まあ、無難に相手してやってそこそこ満足いく看護をするのが妥当だろう。 それで事が幕を下ろすのであるならやぶさかではない。 そうするしかないか、一日くらい付き合ってやればしばらくは安穏と暮らせるはずだ。 選択を終えしぶしぶ安牌を捨てようと、だけれど横から割り込んだやつが卓をおもいっきり引っ掻き回した。 「それで、その、申し訳ないんだけどあなたに」 「二番煎じとはあさはかなり、ゆり」 今はじめてまともな使われ方をしたんじゃないだろうか。 その言葉はしかし、TPOに照らし合わせれば最悪な場面に使われたと思わざるをえない。 「あら、何のことかしら」 やめろ、すすすとさりげなさを装いつつ引き出しに手をかけるな、何を取り出すつもりだ。 「言わずともわかってるだろう」 そっちもその血も乾いていないクナイをどこぞから取り出してどうするつもりだ、しまっててくれよおっかねえよ。 いよいよ緊張が高まり、伝染したそれが発生源である二人以外を蚊帳の外へと追い出す。 物理的にもそうしてくれてたらありがたいのに、体だけは外へ行くことを許されない。 金縛りってきっとこんな感じだろうな。 自由に動けるゆりと椎名の両名は周りの硬直具合になんて目もくれず、益々弁と弁、視線と視線のぶっつけあいは活発さを増していく。 拳と拳のそれに発展しないのはお互いがまだ自制をかけているためか、手にする凶器が威嚇や抑止として機能しているためか。 「椎名さん、あなた昨日の今日でまだ調子おかしいんじゃない。無理しなくていいから、もう帰って寝てたら」 「その必要はない。誰かが付っきりで看病してくれたおかげで今日の私はすこぶる調子がいい」 「そう、それはよかったわね。でも今度はあたしがすんごく調子悪いのよ、だからそこどいてちょうだい」 「断る」 「なんだゆりっぺ、それならそうと俺に言えば」 いくら極限まで身体を鍛えようと、いくら自在に長物を振り回せようと、あんな近くから撃たれたんじゃ何の意味もない。 救いがたいアホは下心が皆無だったとは言えないが、それ以上に親切心のおかげで強制的に黙らされる運びとなった。 「音無くん」 チッと舌打ちをかまし、深く息を吸い、吐き。 そうして不意に呼ばれただけなのに背筋がピンと伸びる。 そうしなくてもよかったしそれをして何になるというわけじゃないんだが、勝手にそうなった。 たぶん、これが背筋が凍るというあれなんだろう。 「あたしが傍にいてってお願いしたら、音無くんは、傍にいてくれる?」 そんな俺を尻目に、もう一度深く長い深呼吸をしたゆりは、まるで哀願するように言う。 無理やりにでも何かを仰せつけるもんだと思っていて、そのあまりの小さなお願いに拍子抜けしたというか、凍っていた背筋が融ける。 「もちろん傍で看病してくれる? って意味なんだけど……音無くんは、傍にいてくれるわよね」 反射的に頷きそうになり、左腕に何かが絡まってそれを阻む。 「あさはかなり」 見れば椎名の両腕に、だった。 どういうものを含ませたのかはわからないけれど、そのあさはかなりは、ゆりではなく俺に向けられたんじゃないのか。 真意はわからない。 確かめる術を俺は知らないし、なにより、確かめようがなくなってしまったから。 「そこまでよ」 唐突に、見た目と作りだけは一端だったドアが開けられ、現れたのは奏で、奏以外はその動きを止める。 それは何故か。 合言葉がなければ対天使用トラップが作動するはずなのに、作動した形跡もないからか。 それとも授業中にも関わらず至って普通にここに来ているからか。 はたまた現行の医療現場で使用されているものではなく戦前に使われていたようなデザインの看護衣を身に纏っているからかというかそれしかないだろう。 頭に乗せたぶかぶかの、今で言うナースキャップが可愛らしく似合う、そこにいたのは文字どおり白衣の天使だった。 あまりの可愛らしさに一同唖然であり、驚天動地である。 他人の趣味を頭ごなしに貶し嘲笑うほどに狭量な人間のつもりはないが、どうしてまた急にそんな格好を。 「か、奏? お前、何を」 「結弦」 尋ねる俺を遮り手を伸ばす。 袖を捲くってあるようだがそれでも寸法があってないためかちょこんと指先だけ出ているのがなんとも奏らしい。 その指先でそっと俺の手、いや袖を摘み、引く。 「きて」 「ど、どこにだ」 「あたしの部屋。あそこならゆっくりできるわ」 彼女の部屋には以前一度入ったことがある。 語弊があるな、無断侵入したことがある。 もっと語弊がありそうだから言うが、誓って自分から望んでそんなマネをしたわけじゃない。 仔細は長くなるので端折らせてもらう。 それはともかくとして奏の部屋だ。 こいつらが天使エリアとか呼んでるもんだからどんな場所かといろいろな想像を張り巡らしていたら、思っていたよりも全然女の子らしい部屋だったことを覚えている。 普通の、女の子の部屋。 ただでさえ感じていた罪悪感がより強くなったのは、そこに人間らしさを垣間見たからだろう。 でも、何で今そこへ。 あそこは女子寮の一室であり、俺じゃなくても、基本男が足を踏み入れることは禁じられている。 そんなことは知っているだろうし、自分からわざわざ校則を破るような奏じゃないのに。 「ちょ、ちょっと待て」 「どうしたの」 「どうしたもこうしたも、奏こそ一体どうしたんだよ。何かあったのか」 それが当然のように、奏は答えた。 「あたしがあなたを看るわ」 前後の文脈も関係なく簡潔にそれだけを、それだけしか述べない彼女は誰に聞いたか、どこで見たのか。 俺が昨日一日中椎名の看病をしていたのを知っていたようで、こう思っているようだ。 してあげたい、と。 どうもこいつの頭の中では人に何かされるよりも何かしてあげた方が喜ばれるし自分も嬉しいという図式が成り立っているらしい。 それを自分でもよくわかっていないみたいで、ただ、そうしたいという感情に突き動かされているように見受けられる。 泣けてくるくらい良いやつで、疑う余地の無いほどに無垢で、そして彼女は紛うことなく本気で。 「安心して、ずっと看ててあげるから。なんでも言って」 想像してみてほしい。 普段こんな小さな体を休ませているベッドを真昼間から占領し、あまつさえ古めかしいナース服を着た生徒会長に甲斐甲斐しく世話をやかせてふんぞり返る風邪でも何でもないやつの姿を。 けっこうな下衆か、荷物や古新聞なんかを束ねておくときに必要になる細くて長くて帯状のあれみたいだろう。 世の中ではそんなやつのことを最低と呼んで後ろ指を差して蔑む。 そんなもんになりたくないし、そうでなくっても、俺はそんな面倒をかけたくない。 できれば彼女にはしたいことをしていてほしいとは思うし、意思を尊重したいが、これはやはり何か違うだろう。 しかし奏も譲らない。 引く力は一向に衰える気配がないむしろじわりじわりと強くなっていく。 袖口が今にも絹を裂くような悲鳴を立てて千切れそうだ。 「懇切丁重に遠慮しといた方が身のためよ、音無くん。どうせ麻婆粥なんてゲテモノ出されて泣きを見るだけよ」 「そうだ」 悲鳴を上げるのは俺の喉笛の方が先かもしれない。 背中側から心臓を鷲掴みにして握り潰そうとするような、底冷えのする声でそんなセリフを発するゆりと、そして椎名がぐいっと腕を引く。 「あなた達には関係ないわ」 「そっくりそのまま返すわね、その言葉」 「あさはかなり」 あの二人は結託したのかと一瞬思ったがどうもそういうわけでもないみたいだ。 それぞれがそれぞれを見据える様はまさに三つ巴の様相。 しかもよりにもよって出入り口には白衣の天使が立ち塞がり小言でなにやらガードとかスキルとか怪しげなオマジナイを詠い、 窓側ではゆりが先程の質問の答えを待っており、返答如何によっては何か余計に面倒なことを押付けるに決まってる。 何が言いたいかというと、逃げ道は潰えた。 「なあ、せめて離しちゃくれないか」 逃げるつもりはない。 本能がこの場から生きて逃げおおせることができたあかつきには消えてもいいと本末転倒なことを抜かし、足が任せろとばかりに駆け出したい衝動を訴えてくるが、 俺はそんな恐怖心や恐怖心やあと恐怖心という負の感情にやられた自身を宥め賺し、すでに抜けかけの腰を据えなおす。 覆しようのない現在の状況は如何ともしがたく、どう足掻こうと逃げられないと悟ってしまったから。 何かあったら押し競饅頭よろしく身を寄せ合って震えているそこのやつらも、混じるタイミングを失って膝を抱えたまま、引き攣った変な笑顔で一人ぽつんと座っている日向も道連れにしてやろう。 一蓮托生だ。だが、その前に。 その前に腕に絡みつく椎名を、逃げるつもりなんて毛頭ないから、どうにかしたい。 甚だ理由は不明ながらふきつけられる右からの冷たい暴風と左からの焼けつく熱波が、少しでも治まるのなら。 「それはできない相談だ」 しかし椎名はそう言い、一層の力で俺を抱きしめる。 それを合図にしたかのように、音速もかくやと距離を詰める最大級に発達した暴風と、太陽から直に送られてくるような熱波の如き存在が近づいてくるのをひしひしと痛いくらいに感じる。 意識を手放すことになるのはそう遠くなさそうだ。 目を覚ましたとき、そこにいるのはゆりか奏か、寄り添う椎名か。 はたして。 そしてそいつは耳元で囁いた。 「あさはかなり」 おわり
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Q.ゆりっぺがNPCかどうかを疑わなった人達の要素を教えてください A. 日向:学園屋上のフェンスに登り学園の外がどうなっているかを調べていた 大山:生前の記憶を持っていた チャー:銃をつかって校長を人質に校長室に立てこもり 野田:ハルバードを担いで地下ダンジョンをうろつく 椎名:ダンジョン最下層で待ち構えてた忍者 音無:校庭で倒れていた記憶喪失の男 345 名前:名無しさんだよもん 投稿日:2010/05/08(土) 14 53 01 ID FZZM3ewQP ゆりにとって天使は神に至る過程であると同時に、 その能力や立場を利用して第三勢力に拮抗させ、 自らが利を得るための戦力として活用する対象でもある ゆりとチャーが決闘する際、天使を立会人に指定 決闘中に劣勢を装うことで天使に「もう決着はついた」と認識させ、 天使がチャーの攻撃をカットした隙を突いてチャーを倒す その後は打ち合わせどおり日向と大山が「ゆりが勝った!」と騒ぐことで天使を言いくるめる (TrackZERO第4話) 椎名打倒を試みるも返り討ちにあい敗走中、ゆりは所持していた武器を放棄 この騒ぎで天使が来ることを見越して、 「丸腰の生徒が襲われていたら守るべき」という思考を誘い、 椎名に天使を対抗させることで体勢の立て直しに成功 (TrackZERO第7話) 椎名と天使がタイマンで戦闘中、チャーと野田に天使を援護させる 椎名が追いつめられたところで日向にトドメを指させ、 勝ち名乗りをあげることで「日向が椎名を倒した」という既成事実を作る (TrackZERO第7話) このように、力で圧倒するより知恵を用いて天使を出し抜く場面が多々見られる 正面撃破できない相手に奇策で対抗するという戦略は正しいし、 物語を作る上での構造としては、神話などでもよく見られるフォーマットであると言える
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イラスト(外部サイト) Pack 3 カードNo 3-017 種類 ユニット レアリティ VR 名称 エンジェルビルダー 属性 黄 種族 巨人 CP 4 BP 7000/8000/9000 アビリティ ■煌めく筋肉あなたのフィールドの【巨人】ユニットに【加護】を与える。 ■ビルドガードあなたのユニットがブロックするたび、ターン終了時までこのユニットのBPを+1000する。 デビルビルダーの色違い。 【巨人】ユニットに【加護】を与えるサポート能力と、ブロック発生時に自分のBPが上がる能力を持つ。 ブロックしたのが自分以外でも、BPが上がる点はデビルビルダーと同じ。 7000BPの【加護】持ちはそれだけで簡単には除去できない防御力を持つ。 戦闘となれば、最低でも8000BP、他にもユニットがいればそれ以上のBPを要求される。 2つの能力が合わさって、鉄壁のような固さを持つユニットである。 【加護】が通用しない全体効果、ランダム効果で直接攻めるのが常道である。 蠅魔王ベルゼブブ+レイニーフレイム、OCバクダルマン+チェインフレイムなど複数ダメージを組み合わせる、 戦神・毘沙門、冥王・ハデスなどで直接除去する、といった手段がとられる。 青の基本戦術とは相性が良くない。 鉄壁性は戦闘あってこそなので、チャンプアタックからLv2破壊を狙われると 普通のユニットと大差ない耐久力になってしまう。 また、戦闘が起きれば勝手にBPが上がるため、他ユニットでブロックしても、 角端で叩き落とされることもある。 主に黄単デッキや赤黄デッキ全般で「強力な【加護】ユニット」として単騎で使われるが、巨人デッキの要として使われることもある。 【巨人】デッキの動きとして単純に【加護】を付加するだけでなく、ゴーレムのデメリット緩和や、 巨人の集落でより鉄壁の守りにできることがある。 台詞 フォイル 煌めく筋肉ビルドガード ハードマッスル! ビューティーマッスル! アタック フンッ! オォッ! コメント ※この入力欄は検索枠ではありません。 各書き込みの冒頭のラジオボタンをチェックしてから書き込むと、その書き込みへのレスになります。 ▼全文表示する
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目次 登場人物音無(Otonashi) ゆり(Yuri) 天使(Tenshi/Angel) 日向(ひなた) ユイ(Yui) 大山(おおやま) チャー 椎名(しいな) 野田(のだ) 岩沢(いわさわ) ひさ子(ひさこ) 入江(いりえ) 関根(せきね) 遊佐(ゆさ) TK 松下(まつした) 高松 竹山 直井 藤巻 謎の少年 初音 フィッシュ斎藤 登場人物 音無(Otonashi) 声:神谷浩史 本名は、音無結弦(ゆづる) 主人公。 物語開始時に記憶を喪失していたが、7話で直井の催眠術によって一部、9話で残りの記憶を取り戻す。 団結や馴れ合うつもりはなかったが、記憶を取り戻すことを目的にSSSに加入。 時間経過とともにSSSのメンバーとも打ち解けだし、特に日向には、この世界から消えてほしくないと思うほど友情が芽生えてる。 ゆりや日向達と居ることに居心地のよさを感じている。 野球ではサイドスローを披露。なお、球技大会ではアホばっかとこぼしていたが、野田とやりあうあたり彼もアホの属性のよう。 →生前 難病のため入院し、ベッドから動けない妹を支えながら暮らしていた。 学校にも行かず、希望も、将来の夢も持たずに「生きてる意味が分からない、生き甲斐を知らない、他人に興味を持てない」と、 誰とも関わらずに、最低限食べて生きていけるだけのバイトを続けて日々を過ごしていた。 「誰かと一緒にいるのは疲れる。一人で居るのが楽だ」と、他人とは距離を置いても、妹の所にだけは通っていた。 適当に選び違う雑誌になって続きが読めるのかさえ分からない漫画雑誌を買って持っていき、妹から「ありがとう」と言ってもらうのを生きがいとしていた。 妹が見たがったライトアップされた街の大通りに内緒で連れ出しても見せると約束をし、クリスマスには好きな物を買ってやりたいとの妹のためにバイトを増やすなどもした。 容体が悪化して外出許可が出ないため病院の面会時間終了後に約束通り連れ出して、おんぶをしながら妹と過ごしたのを最後に永遠の別れとなる。 妹から感謝されるだけで生きていられた、生きがいだったと気付く。 病院から出てくる妹と重なる少女を見てから、「誰かのためにこの命を費やせるなら」次の生きがいを見つけられるかもしれないと、医者になることを目標に苦手だった勉強を始める。 勉強が全く出来なかったが、医者になることを目標に医学大辞典までも片手に勉強し、学校にも通いはじめ大学受験のために努力し勉強をしていた。 そして札幌の大学受験の会場に向かう途中で、乗っていた電車が事故に遭う。 トンネルの崩落に電車が巻きこまれ、内部に閉じ込められた音無。 同じように閉じ込められた人達の看護と救助に必死になったが、事故発生の際に負った腎臓あたりの損傷と、劣悪な環境による精神的負荷に心身を弱らせていく。 最後は、長い間ドナーが現れずに救われなかった妹を想い出し、力を振り絞ってドナーカードの臓器提供への同意を記入。 そうして、自分の命が誰かを救ってくれることを信じて、自分の生を意味のあるものにしてくれることを願って息絶えた。 天使-立華奏は、一目見た際から何とはなしに気にかかる存在であり、彼女の「孤独」を知ってからは積極的に自分や他者との関わり合いを持たせようとする。 奏の目的が「この世界で人並みの青春を謳歌することで報われた気持ちになって、新しい世界へ旅立って欲しい」ということに気付くと、 彼女と一緒にSSSのみんなをこの世界から「卒業」させることを決意する。 総じてツッコミ役。 ゆり(Yuri) 声:櫻井浩美 本名は、仲村(卒業証書により判明)ゆり 死後の世界で『死んだ世界戦線』という神に抗う組織のリーダーを務める少女で愛称は「ゆりっぺ」。 日向の母親と同じ名前のため、日向から「ゆりっぺ」とあだ名を付けられる。 性格は勝気で口よりも手が先にでるタイプ。特に日向にやつあたりする。 死後の世界の秩序を壊せば神が出現すると思い込んでる。人間と思われる奴であれば敵であっても勧誘し、組織に誘い込もうとする。 理不尽な運命を突きつけた神に戦いを挑む理由として語られる中には、惨めな生前の人生や後悔が含まれる。 日向が瀕死の傷を負った時には、自らも傷を負いながら救おうとするなど仲間想いの面もある。 生前は裕福な家庭の長女として生まれ育ち、弟と妹二人の家族が居たが、幼い頃に強盗に入られ兄弟3人が亡くなっている。 嫌いなものは納豆でその匂いを体育会系の男子が一週間ぐらい履き続けた靴下のようだと形容している。 キャラ考察 最初に物質を変えて日向にプレゼントした風車を造るには、克明な記憶と強い念を持ってる必要があるため 風車がキーアイテムの可能性がある。 キャラコメやドラマCDでの扱いが、他のキャラに比べて格段に上。 天使(Tenshi/Angel) 声:花澤香菜 本名は、“たちばな かなで = 立華 奏” 死後の世界にある学校の生徒会長を務め、死後の世界の秩序を守っていて、騒動が起こると治めに来る。 超人的な身体能力と銃弾をくらってもすぐに傷がふさがってしまう程の再生能力を持ち、それに加え『ガードスキル』という特殊能力を備えている。 神に最も近い存在として、『死んだ世界戦線』より「天使」と呼称されるが、実際に神に近い存在なのかは不明であり、日向が神に近い存在として「天使」とゆりに回答したのが呼称の始まりで、実際に神の使いという描写は存在しない。 本人は天使であることを否定している。 感情を表に出すこともなく、何を考えているのか分かり辛いところがあるが、微妙な表情の変化は垣間見れる。武器を持たない者を保護する一面もあり、何度もゆり達を救っている。 (ゆりが椎名に襲われてる時に救助するため椎名と戦闘したが、ハンドソニックのみ使用時で椎名と互角の戦闘力のようである) 本編6話でも直井から暴力的に追い詰められたSSSのメンバーを救おうとした。 また、ゆりの提案したチャーとの決闘の見届け人を務めるなど、ゆりの提案を呑むこともあるなど、死後の世界の秩序を大事にしている。 ゆり達と同じ寮に住み、パレオ付きのビキニの水着を部屋のタンスにしまい込んでいたが、天使の水着かは不明。 NPCではありえない会話をしたこともあり、神の側の管理者と思われてる。 天使の使うスキルは、SSSのメンバーが武器を作るのと同じように、天使自らが設定し作りだしてる模様。 SSSの作戦によりテストの答案をふざけた答えに変えられ、生徒会長を辞任させられた。 テスト前に緊張してると勘違いした様子の音無を心配そうに声をかける優しい面もある。 激辛の麻婆豆腐が好みらしい。しかし本人は、自分が麻婆豆腐を好きだと音無に言われて初めて気付いた。 仲良くなる人はみんな消えてしまうので、味方がいない。 ガードスキルは自衛用に開発したものであるため、攻撃力に限界がある。 天使の使うスキルはangel player(エンジェルプレイヤー)というソフトによって開発されたものである。 そのソフトの重量感のあるマニュアルは、全てが英語によって書かれていた事から英文能力は高いと思われる。 天使の身長は、等身大で作られた抱き枕カバーから150Cm‐155Cmと推計できる。 声優の花澤さんは、インタビューで「ところどころに、天使の天然さが出るセリフがあったりする」と答えてる 7話以降はSSSとも打ち解けていき、音無とは下の名前で呼ぶようになる 日向(ひなた) 声:木村良平 前日譚であるAngel Beats! -Track ZERO-の主人公。 ゆりっぺからツッコミを受けるムード―メーカー。 ツッコミ役でもある。 ゆりっぺにとって最初の仲間であり、死後の世界戦線を共に創り上げてきた。 死後の学校では3年生。 神への復讐にも興味をしめしてないけど、ゆりっぺの笑顔がみたいので仲間にいる。 普段はゆりっぺの悪口を言ってケンカばかりしてるが、いざという時には身を挺してゆりっぺを護る。 運動神経はかなりいいらしいが人間離れした能力を持つメンバーも多い戦線の中ではそれほどでもないようだ。 しかし時にその差を覆してしまうほどの根性や底力を発揮することもある。 戦線に入ったばかりの音無に気をかけ色々と教えてくれる理解者 生前は野球部に所属し甲子園を目指していたが、地方大会の試合で大事な場面でフライが取れないエラーを犯し、部員達に責められ悩んでいた。 先輩からその悩みが楽になる物だ、と薬物らしき何かを受け取った。 8話では、天使が待ってるのは音無と天使と音無の気持ちにもいち早く気付いてやれる思いやりもみせる。 名前は「ヒデキ」であることが最終回で発覚した。 キャラコメでは唯一の常識人(視聴者の代弁者) ユイ(Yui) 声:喜多村英梨 歌:LiSA 死んだ世界戦線の陽動部隊であるガルデモのアシスタントを務めながら、空いた時間は、自らもストリートライブでガルデモの曲を弾く活動などをしていた。 ガルデモのファンであり、岩沢さんのことを尊敬していて、岩沢が死んだ世界から消えてからはガルデモのボーカル&ギターを担当することとなった。 戦線内では下級生に位置していて弄られキャラで、特に日向からツッコミなど弄られてる。 自分の事を「ユイにゃん」と呼び日向からムカつかれたりしてるが、親衛隊からも「ユイにゃん」と呼ばれていた事から一定のファンを持ってるようだ。 日向とは子供がケンカするようにじゃれ合う関係。4話では、卍固めを日向から極められ、その仕返しが日向を救ったのかもしれない。 日向とはプロレスの新技を掛けたりする関係で、「股間を蹴り上げる」などの発言をするなど相変わらずである。 音無からは日向が好きなのか嫌いなのか突っ込まれるが、仲間で天使にやられて一番涙を流したのが日向である。 性格は子供っぽいが、「ようするにアホですね」など口癖がSSSがアホばかりなのを見抜いてる 音楽の演奏を始めると表情を一変させる 怖いと「漏らしそう」になる。 童顔で幼い容姿であり、明るい笑顔とチラリとのぞく八重歯がキュートな女の子。 コウモリのような小さな羽のつけ根から生える悪魔風のしっぽや手錠、ベルト類などのアクセサリーで戦線の制服をパンク風にアレンジしている。 生前は事故により半身不随に陥り、動かないい体を母親に申し訳ないと思いながら介護してもらう日々だった。 自由に動くことに憧れ、テレビで見たスポーツやバンドのような事をしてみたいと願っていた。 音無しが成仏させるためサッカーでの五人抜きや野球での特訓をして満足するが、一番の夢である結婚したいとの夢を持ちだしには答えに詰まられてしまう。 しかし日向が「結婚してやんよ」「そばにいてやんよ」と言いきり、自分の介護をしてくれた母親(ママ)の一緒に面倒もみると言いきったことにより夢が叶い死後の世界から消滅した。 アホ毛と悪魔しっぽを揺らすのが特徴 電撃G’sマガジン3月号では二面性のある女の子と紹介されている。 電撃G sフェスティバルデラックスVol.6では暴走少女と太字で紹介されている。 音響監督の飯田里樹氏は、テンションの高いおバカなキャラとインタビューで答えてたりする。 ギターはギブソン・SG 余談1 同時期・同放送ネットで放送された某軽音部的なアニメの主人公と名前とパート(ギター ヴォーカル)が同じである。 余談2 彼女が消滅した10話は、視聴者から「神回」と評された。…というか、10話が最終回でもよかったね~、っと。 大山(おおやま) 声:小林由美子 日向と寮の部屋を共にする3年生。 個性がないのが個性と仲間から言われるほど、恐ろしく平凡な少年。 これといった特技もなく、オペレーションの時には誰にでも分かるような状況をわざわざ“繰り返し”解説するように言うだけの空気的な存在である。 そのテンプレートな言動や行動から日向にNPCと疑われ、仲間になった後もNPCより個性がないと思われてる。 しかしそんな大山もこの世界に来てしまった以上平凡ではない重い過去を持ってる様子で日向には 「心の整理なんて付きそうもない」「生きるのは辛いことばかり」「僕にも日向くんみたいなみんなの悩みを一人で解決してく、そんな友達がいたらよかった」 などいつも能天気に笑っている彼らしくない台詞を漏らしている。 純情で本気の恋しかしないらしい。5話で告白するまで告白の経験が無かった。 日向が大山のことを人間だと気付くまではNPCに混じって授業を受けていた。 宿題もやっていたり真面目に授業を受けていた模様。 基本的には怖がりで人の話をそのまま受け止める性格である。 趣味は読書と音楽鑑賞(J-POP)。納豆が大好物。 授業中にポテトチップを食べることに極度の緊張するほど性格はマジメである。 EPISODE.05では、天使に告白させられ撃沈して落ち込む。 キャラコメにカオスをもたらした1人。コントというフォースにバランスをもたらす者。 チャー 声:東地宏樹 ヒゲを伸ばし放題にした老顔をしたガタイのいい大男。これでも18歳で音無達と同年代の高校生とのこと。ヒゲはTrackZEROの時点では無くZERO終了から本編までの間に伸びたもの。 戦線メンバーが使う武器の製造引き受ける『ギルド』という集団のリーダーで、ゆりっぺに粘土質の土を念を込めれば物体を作り出せることを教えた古株。 当初は、ゆりっぺ、日向と対立していたが、天使立会いの下での決闘でゆりっぺに負けて仲間になる。 味方に対しては面倒見のいい兄貴分だが、それ以外にはガラが悪く苛烈で全く容赦がない。 天使を生き埋めにしてその上にアジトを建て永久に行動不能にする、といった作戦を平気でたててくる危険人物。 -Track ZERO-に書かれていた知識と経過から死後の世界に来たのが、ゆりっぺより早いと推測される。 生前は既婚者でゆりっぺに似た妻が居た。敵対してた時にはゆりっぺのことを「好みじゃない」と言ってたので似てたというのは顔ではなく性格なのかもしれない。 「相手の親に離縁を強いられ家族も友も捨て、永遠にふたりきりになろうとした。二人だけの楽園を探しに現実にはない遠い世界に旅立った」という発言から死因として心中が推測される。 これはアニメ第二話で、ゆりっぺが言った「自殺者はこの世界に来ない」と言う発言と矛盾するが詳細は不明。 麻枝准は村上春樹ファンなので、幻想世界的なそれだと思われる。 死後の世界で妻と離れ離れになってしまい、いつ妻が来てもいいようにと家を作っていた。 家作りの最中に土塊を別の物質に変換する方法を偶然見つけ出した。その後、銃を作成し校長室に襲撃したことがSSS結成の大きなきっかけとなる。 また武器を造るには、パーツごとの克明な記憶と強い念を持つ必要があるのだが、その記憶を持つ生前の人生が気になるところ。 「銃の構造を克明に記憶してる何て男そりゃ相手の親に離縁を強いられるわ」と突っ込まれ、それに「無関係ではないだろうな」と返している。 優れた射撃能力や体術、銃器の構造を克明に記憶、極道のテンプレのような性格、相手の親が付き合うのを嫌がる、など堅気とは到底思えない要素に満ち溢れてる。 椎名(しいな) 声 斎藤楓子 手甲、足甲と大きな襟巻が特徴の忍者っぽい女。時代がかった台詞も多く、装備も小太刀、苦無、煙玉、鉤縄と忍者的。 学園地下ダンジョンの最下層で待ち構え、辿り着いた者に戦いを挑んでいたようだが、ゆりっぺ達に敗れ戦線に加わった。 おそらく戦線メンバー中で最も高い身体能力を持ち、その速さは瞬間移動のような速さと称される。 また夜目もかなり利くようで懐中電灯無しではろくに前も見えない暗闇の中、気配も無く背後に回るなどの芸当も。 寡黙であまり喋らない。口癖は「あさはかなり・・・」。 TrackZEROでは全ての台詞の前か後ろに「……」が付いている。 椎名が来ているSSS制服は他の女子とは違い半袖、へそ出し、スカートにスリットなど露出度が高め。 SSS制服の前に来てた制服の時も半袖へそ出しスリットだった。 椎名がアップになるとたいてい「カーーン」という謎のSEが入る。 9話にして初めて普通に喋る。 野田(のだ) 声 高木俊 長柄の武器・ハルバードを軽々と扱う戦線の作戦実行班の一員。100HITの人。 直情的で、ゆりにベタ惚れしていて、ゆり以外の指示にはいっさい従わない。 音無には一方的に突っかかってくるが、大抵は空回りしている。 大山からシチュエーションを何よりも大事にしてると言われていたように、カッコつけたがり。 この世界は死後の世界ではなくゲーム世界で、主人公は自分、ゆりっぺはヒロイン、という独特の認識をしている。(死後の世界説はトンデモ設定呼ばわり) アホ揃いの戦線メンバーの中でも特にアホなようだ。その一端として、竹山の円周率の暗唱に悶え苦しみ、自分が利用されてる事にも気付かないほどである。そして乗せられやすい。 ゆりっぺ達と出会うまではラスボス(椎名)を倒してゲームを終わらせるためにダンジョンを探索していた。 ダンジョン内で出会ったゆりっぺ達をラスボスの仲間と勘違いして襲いかかってくるが、ゆりっぺに一目惚れ?したらしく勧誘したところあっさり仲間に加わった。 巧み武器捌きやハルバードを叩きつけるだけで地面を大きく揺らすほどの怪力を持っているが、実力を発揮する間もなくあっさりとやられることが多い。 チャーの「こいつは俺の妻だ(ゆりっぺを指して)」という冗談を真に受けたりや、日向がゆりっぺといちゃついてるのを見るなど ヒロインであるはずのゆりっぺが他の男とくっ付いたと感じると「そんな・・・脇役なんて・・・ごめんだああぁーっ!!」と言って逃げてしまったり精神的には強くなさそう。 TrackZEROで登場する戦線初期メンバーのうち、ほとんど台詞が無い椎名を除くと、生前についての話が一切無いのも、 自分が死人だという認識が無かったのも、両方野田だけであることから記憶喪失という可能性もある。 使用しているハルバードは地下武器工場から拾ってきたもの。 アニメ1話では川に落ちたり(天使に弾かれた後に水音)、アニメ7話で自ら手入れを行ってたりしているが、ずっと同じものを使い続けているのかは不明 岩沢(いわさわ) 声 沢城みゆき 歌 marina 担当:ボーカル&リズムギター。また、バンドで演奏する曲の作曲や作詞も手がけている。 ミュージシャン魂を持ち、自ら命名した「ガルデモ」を率いる物静かな性格のバンドリーダー。 率先してみんなをまとめるタイプではないが、その卓越したギターの音色と歌声は、聞く者を惹きつけてやまない。 生きてる時の学業は教師から上位の学校への進学を勧められるほど優秀。 恵まれない家庭環境で育ち、喧嘩ばかりしていた両親のもと自分の部屋もなく休まる場所もなく耳を塞いで暮らしていたが、 SAD MACHINEという自分と似た環境で育ったボーカルが組んでるバンドの曲をCDショップで聴き、自分の代わりに訴えてくれる歌に救われた。 その影響により、路上ライブなどの音楽活動を始め、将来は音楽により独り立ちしようと計画を立てていた矢先、 両親の喧嘩を止めようとして負ったビール瓶による頭部への打撲が原因の脳梗塞による失語症により、好きな歌がうたえないまま亡くなり死後の世界に来た。 自分の思いはすべて歌で語るというそのスタイルから、新曲ではバラードを歌いたかったが、作戦にむかないため却下された。 しかし作戦遂行時のアクシデントにより、バラードによる想いの丈を歌いきって満足したためか消えた。 本名は岩沢まさみ(漢字不明)。元ネタのミュージシャンだと漢字は岩沢正美となっている。 Angel Beats! -Track ZERO- 番外編では、ガルデモメンバー全員が音楽キ○ガイと認めるほどの音楽好きで 音楽以外のことにはほとんど興味を示さない。 Angel Beats!キャラコメンタリーではうどんキ○ガイであることも判明している。 ギターはFender Stratocaster(Sienna Sunburst/Maple) ひさ子(ひさこ) 声 松浦チエ ガルデモのリードギター担当の茶髪ポニーテールの少女。 サバサバした性格の持ち主で男言葉で話す。 戦線の男メンバー達と一緒に麻雀に興じることも。 かなりの強運の持ち主だが本人に自覚は無い。 また運動神経もかなりいいらしい。 おそらく全ての登場人物のなかで最も胸が大きい。 ギターはFender JazzMaster(Jupiter blue/Rosewood) 入江(いりえ) 声 阿澄佳奈 ガルデモのドラムを担当している。喋らない長髪コンビのまっすぐ青髪の方。 小動物系のおどおどキャラで怖がりな性格。 関根とはルームメイトで仲も非常にいい。 関根から『みゆきち』と呼ばれてることから本名は元ネタの入江美由紀(JITTERIN JINN)と同じ読みだと思われる。 ドラムはPearl FZ725/C-CX ちなみに、第10話までまともにしゃべるシーンがなかったため、演じた阿澄は「キャストに名前があるのに出番がない!」っと、アニプレックスの某ラジオで愚痴ったことがある。 関根(せきね) 声 加藤英美里 ガルデモのベースを担当している。喋らない長髪コンビの外ハネ金髪アホ毛の方。TrackZERO番外編の主人公。 みんなの驚く顔が好きなイタズラ好きの問題児。ライブでは何の打合せも無しにアドリブを弾き始めたりする。 イタズラするたびにひさ子に怒られてるが懲りる様子は無い。 イタズラで目茶苦茶にした罰でガルデモの活動日誌を担当している。 しかし懲りずに初日から初日からデタラメばかり書いていた。 番外編の濃いキャラとは裏腹に、本編では台詞も全く無く存在感が薄い。 存在感の無さから2chでは入江と合わせて『背景コンビ』とも呼ばれる。 入江とはルームメイトで仲も非常にいい。 入江から『しおりん』と呼ばれてることから本名は元ネタの関根史織(Base Ball Bear)と同じ読みだと思われる。 ベースはG L L-2000(White blonde/Maple) 作中で単独でしゃった回数は(ひとことを)わずか2回。 遊佐(ゆさ) 声 牧野由依 SSSのオペレーター。作戦状況の報告をゆりっぺに連絡。 冷静に淡々と話すが、時折みせるボケとツッコミは的確。 EDでは最右端(画面上は左)に登場するが、視聴環境や設定により見切れる場合がある。 ゆりとの通信以外会話シーンもなく、本編では一度も歩いているシーンが無い。 本編総登場時間は全14話合わせて3分にも満たないが、 初回放送後、ニコニコ動画などで人気キャラに祭り上げられる。 キャラコメで壊れた1人。キャラどころか、中の人のキャラまでブレイクさせた。 TK 声:マイケル・リーバス (Michael Rivas) バンダナを目元まで巻いて、ストリートファッションに身を包んだ、本名不明、素性不明、素顔まで不明という謎だらけのメンバー。 日本語でしゃべれるクセに、怪しげな英語のひと言で会話を済ませてしまう。 怪しげなダンスを会話に入れる特徴もある。 麻枝准氏が、「正体が分からない仲間がいるのも面白い」との発想で生まれたキャラクター。 なお、OPの名前欄においては、「TK」のバックに薄く「THE KHI」と書かれている。 英語が全然ダメ キャラクター人気投票では天使に次ぐ人気を誇り、3位以下に圧倒的な差を付けた。 松下(まつした) 声:徳本英一郎 柔道の達人であることから戦線メンバーからは敬意を込めて松下五段と呼ばれている。リーダー格と思われてる。 見かけによらず機敏な動きも可能。 肉うどんが大好物で、食べ物の恩義は必ず返す 比較的常識人であるが、作中での扱いはギャグでしかない。 TKからダンスを教わってる。 高松 声:水島大宙 戦線唯一の参謀役。戦闘に出ることなく、ゆりの傍らで状況の確認や報告をする役割に徹する。 いつも姿勢を正して誰に対してもていねいな物腰で話す。 メガネを一々持ち上げ知的に話すが、有益な事はほとんどいわないと解説される“実はおバカキャラ"である。 メガネをクイッと持ち上げ知的に振る舞い、筋肉を鍛え肉体美を見せびらかすなど、ナルシストの一面がある。 同じ種類のメガネを何個も所持していて手入れを怠らない。 影に襲われた大山を助けようとして陰に食べられてしまいNPCとなる メガネを忘れるなど高松の魂ははいってない 竹山 声:市来光弘 クライストのあだ名を自称する天才ハッカー 「クライストとお呼びください」が口癖だが、ことごとく無視される。 SSSメンバーからメガネ被りと呼称される容姿と野田を円周率攻撃で撃破するなどの実力を持つ。 天使エリア侵入作戦では、天使のパソコンからデーターを引き出すためのパスワードを導き出した。 直井 声:緒方恵美 生徒会副会長。 フルネームは直井文人である。 中の人曰く重要キャラ。タッフロールのCASTのかなり上の方に名前がある。 天使の失墜により、代理として生徒会長代理に就任して、SSSを厳しく取り締まる。 陶芸家の次男として生まれ、幼い頃から陶芸の才能ある兄と比較され、家族にも馴染めずに部屋に籠り一人で孤独に遊ぶ毎日を送っていたが、 ある時、兄と遊んでいて事故で兄が亡くなってしまう。 それを境に兄にすり替わり、兄である健人として生きることとなる。 厳しい父に学び、日本一の陶芸家として成功する事を目標にしていたが、父が病に倒れ、教わる事も出来なくなり、工房を持つ力もなく、介護に追われる日々で目標を失い、健人にすり替わった人生の意味もなくなり希望を失った。 偽りの人生と振り返るが、幼い時に渋柿を兄との競争で勝ち取った時に父に褒められた事を「認めてもらえた」嬉しい思い出として記憶していた。 死後の世界では、自分が消えないように陰で一般生徒に暴力を振っていた。 この世界は神を選ぶ世界だと考えていて、自分が神として君臨するために、何年もかけて天使用の特殊な独房を造り、催眠術を磨いていた。 7話からはSSSの仲間になり、校長室へ入り浸っているが、泣きながら抱きついた音無以外には高圧的な態度である。 ゆりに言われ催眠術で音無しの記憶を思い出させた。 自分のことを神だと称している。 音無の事を気高い貴族だと思ってる。 藤巻 声:増田裕生 目つきの悪い長ドスのあんちゃん。 モブと一緒に食事をとる等モブにならないか心配である。 常に木刀を持っている。泳げない。真人に似ている。何気に語彙が豊富。ザワ・・・ザワ・・・が似合う。 OPでもEDでも大山にくっついているが… お前、コレなのか? 一時期登場人物の欄にいなかったが気づかれなかった。 永遠の噛ませ犬 謎の少年 声:石田彰 死んだ人間を取り込んでNPC化させてしまう「影」を大量発生させて世界を混乱させた人物。しかしその正体は「Angel Player」開発者によって定義されたNPCであり、死んだ世界に存在してはならない愛情を引き金に「影によりそれをリセットさせる」という行動を実行したに過ぎない。NPCであるため感情やリアクションはあまりなく、相手の質問には答えれる範囲なら丁重に返答する。ちなみに「Angel Player」開発者が自らをNPC化するために「影」を造りだしたとされている。 初音 声:中原麻衣 音無の妹で、重い病で2年以上入院したままの生活。 ドナーを必要としていた。 兄が買ってきてくれる続いてるのかさえ分からない漫画雑誌を喜び、 友達を作ったり勉強をするのを楽しみにしていたが叶わないまま生涯を終えた。 兄から楽しみにしていたイルミネーションに彩られた街並みを「綺麗だろ」と話しかけられ目を閉じたまま「うんキレイ」と兄へ答えるな健気な性格で、 最後の言葉は「おにいちゃん、ありがとうね」である。 フィッシュ斎藤 声:緑川光 ギルド要員。銃にも詳しいがギルドではフィッシュ斉藤と呼ばれる釣りマニア。 釣り竿など、オペレーションモンスターストリームで使う道具を作り用意している。 このオペレーションの時だけは、大量の釣り道具を荷車に乗せて長距離をものともせずにやってくる。
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『オールナイト』 学園大食堂で、SSSの面々がテーブルにつき、遅い夕食を摂っている。 「ねえ、音無くん」ゆりが食事の手を休めて、正面に座っている音無に呼びかけた。 「なんだい」 「最近、音無くんについての、悪いうわさを耳にしたんだけど」 「悪いうわさ?」 「音無、お前何か悪いことしたのか?」音無の隣に陣取った日向が訊く。 ゆりは音無をじっと見すえ、声をひそめて言った。 「音無くん、あなた… ここんとこ毎晩、男子寮の自分の部屋に戻らずに、女子寮に泊まってるってホント?」 「うん、まあ」 「なんで?」 「自分の部屋が、寮の何号館の何階の何号室だったか忘れちゃったんだ」 「学生課に聞きにいけばいいじゃない」 「あーいや、実のところ、どこだったか憶えてはいるんだけどさ… こないだのオペレーション中に、部屋のカギを無くしちまって、 入りたくても部屋に入れないんだよ」 「相部屋なんだからルームメイトがいるでしょ。その子に入れてもらいなさいよ」 「ホントのこと言うとさ、そいつに部屋を追い出されちゃったんだ」 「うそばっかり」ゆりが眉を上げてみせた。 「いやあ、そう言うゆりっぺだって、ここに来た早々、部屋に元から住んでたルームメイトを追い出しちまったんだろ?」日向が突っ込む。 「うるさいわね」 「そうそうそんな感じ。俺、ルームメイトに嫌われちゃったみたいでさあ」音無が、わが意を得たりといった口調で言った。 「だったら、他の戦線メンバーの部屋に転がり込めばいいじゃない。なんでよりによって女子寮なんかに泊まったりするのよ」 「俺の部屋ならいつでもオッケーだぜえ、音無」日向がほがらかに言った。 「いやあ、お前と大山の愛の巣に転がり込むほど、俺は気の利かない奴じゃないよ」 「だから俺はそっちじゃねえよ!」 「音無くん」ゆりが日向の言葉をさえぎる。 「聞くところによるとあなた、毎晩違う女の子の部屋をあっちこっち転々としてるそうじゃない」 「だから、すぐ追い出されるんだよ。関係が長続きしなくてさ」音無は楽しそうに笑いながら言った。 「関係って… それってまさか、男女関係のこと?」ジト目になるゆり。 「まさか。単なるルームメイトの関係だよ」 「女子寮なのに、男のあなたがルームメイトになれるわけないでしょ」 「今まではそうだったんだけどね、今年度から、学園の運営方針がちょっとばかり変わったんだ。で、俺がそのテストケースってわけさ」 「学生寮が男女同室なんて、そんな馬鹿な話があるわけないじゃない!」 「でも例えばさあ、部屋の模様替えをしたくなったときに、男手があったほうがいいなって思うだろ?」 「それはそうだけど、一緒に住みたいとは思わないわよ」 「きっと、毎晩がスリリングだぜ」 「毎晩、血の雨が降りそうだわ」 隣のテーブルでカレーを食っていた藤巻が、小声で言った。 「音無、彼女が来たぜ」 音無が顔をあげると、向こうのほうに天使の小柄な姿がみえた。麻婆豆腐の皿が置かれたトレイを持って、こっちにやってくる。 「失礼」そう言うと、音無は藤巻の肩をぽんと叩き、食べかけの料理を持って席を立ち、彼女のほうへ向かった。 音無の姿をみつけると、天使の顔に心底嬉しそうな笑みが浮かんだ。二人はすこし離れたテーブルに向かい合うように席についた。 その様子を眺める戦線の面々。 「彼女、立華さんだっけ? …なんかちょっと、雰囲気が変わったよね」藤巻の隣に座った大山くんが言った。 「表情が豊かになったというか、いい笑顔をみせるようになったな」と松下五段。 「長かったスカートが、あんなに短くなりました」と高松。 「最近、頭が寝起きのままというか、髪の毛がいつもボッサボサなんだよなあ」と藤巻。 「ありゃあ、絶対貫通済みだな」と日向。 「エッ、そうなの!?」と大山くん。 「そういうことは言うもんじゃねえ…」藤巻がぼそりと言った。 「日向くん、あなた下品よ」ゆりが渋い顔でたしなめた。 「音無くん、今夜、うちに泊まりにくる?」天使がおずおずと訊いた。 「いや~、今夜はちょっと先約があってさ」彼女の皿から麻婆豆腐をひとくち失敬しながら、音無は答えた。 「それって… また別の女の子?」天使の顔が曇る。 「数週間前からプッシュしてる子がいてさ、今夜あたり、詰めの段階なんだ」 「…」 「ここで間を空けちゃうとさ、今までの努力がパアになっちゃうかもしれないんだ」 「…どうして?」 「なにが?」 「どうして、そんなに沢山の女の子と寝るの?」 「…かなで?」 天使がすっくと立ち上がり、椅子がリノリウムの床のうえを滑って、ギシッという大きな音を立てた。 「あの晩、わたしたちが初めて結ばれた日の夜、あなたはわたしの身体のいちばん深いところまで無理やり入り込んできて、激しく愛してくれた」 「…いいから座れよ」 「わたしの身体の奥に、何度も何度も熱いほとばしりを注ぎ込んで、わたしの身体をあなたでいっぱいに満たしてくれた」 「座れってば」 「…なのに、わたしというものがありながら、どうして他の女の子と平気でそんなことができるの!?」 「だから、俺の話を聞けって」 「いやよ! もう聞きたくない!」泣きながら天使は走っていった。 「待てよ、かなで!」音無は立ち上がったが、彼女を追おうとはせず、また座り込んだ。 残された麻婆豆腐を一人で平らげていく音無を見ながら、戦線の仲間たちは口々に呟いた。 「人間のクズだ…」 二人分のトレイを戻しに返却コーナーにいって、食堂を出たところで、戦線メンバーの椎名に会った。 「こんばんは、椎名さん」 「おぬしか」 「こんなところで会うなんて奇遇ですね」 「これから寮に帰るところだからな」 「偶然ですね、俺も寮に帰るところだったんですよ。ご一緒しましょう」 学生寮への道を二人並んで歩いてゆく。 「おぬし、相変わらず女子の部屋を転々と泊まりあるいておるのか」と、椎名が尋ねた。 「ええ、今夜あたり是非、椎名さんのところにお邪魔したいと思ってたんですよ」音無は、ほがらかな口調で答えた。 椎名はため息をついた。 「何度言われようと、わたしはおぬしと一夜の契りを結ぶつもりはない」 「そんな、俺が求めているのは一夜限りの肉体関係なんかじゃないですよ。俺は真剣です」 「見え透いた軽口を叩くでない」 「椎名さんの卓越した体術、それを生み出すあなた自身の肉体に興味があるんです。決してよこしまな気持ちを抱いてるわけじゃありません」 椎名の口元がにやりと上がった。 「陽動部隊の岩沢から聞いたぞ。おぬしがギターアンプやらドラムセットやらを運んであげましょうと言うので部屋に入れたら、バンドメンバー全員、 順繰りにおぬしにヤられてしまったというではないか」 「あの時は、『機材を運んでくれたお礼に泊まっていけ』と彼女たちにいわれるままに泊めてもらったら、成り行きで何かそんなことになっちゃったんです」 「おぬしは、なりゆきで一度に四人の女の子とセックスするのか?」 「向こうは四人で、こっちは一人ですよ? 先に襲ってきたのは向こうです」 「なんでも、四人を一列に並ばせ四つん這いにさせて、替わりばんこに後ろから突きまくったそうではないか」 「ライブのあとで、彼女たちも気が高ぶっていたみたいですね。俺は、そんな彼女たちの高ぶった気を静める、ちょっとしたお手伝いをしただけです」 「おぬし、ほんとうに口からでまかせがうまいな。感心する」 ドアの前で粘ってみたが、結局、椎名の部屋には入れてもらえなかった。まあいいや、と音無は思った。こっちの話に乗ってきてくれるし、脈はある。 この先、チャンスは幾らでもあるだろう。 椎名の性器はどんな色やかたちをしているのだろうかと想像しながら、女子寮の廊下をぶらぶら歩いていると、陽動部隊のユイに出会った。 「よお、ユイにゃんじゃねーか」 「あなたは、いつも日向先輩とつるんでる…」 「音無だ」音無はここぞという時の、とっておきの爽やかな笑顔を浮かべた。 「音無先輩、ここは女子寮ですけど? いったい何をやってるんですか?」 「お前を探してたんだよ。会えて良かった」 「わたしを?」ユイがいぶかしげに言う。 「うん。寝る前にユイのきれいな脚が見ておきたくて、女子寮まではるばる出かけてきたんだ」 「またそんなうまいこと言って」 ベルトを巻いた太腿がきゅっと内股になる。ひざ小僧をくっ付けても股のところに三角形の隙間が出来るのが、音無には嬉しかった。 「音無先輩の武勇伝は、わたしだっていろいろ聞いてますよ」ミニスカのすそを両手でガードするようにして、ユイが言った。 「なんの話だい?」 「遊佐先輩から聞きましたよ~、週末に音無先輩を部屋に入れちゃったら、金曜の夜から月曜の朝まで三日間ずっと、服を着させてもらえなかったって」 「彼女、自室じゃ服を着ない主義なんじゃないかな」音無はとぼけて言った。 「一昼夜ぶっ通しで抱かれて、『お願いだから少しだけ寝かせて』って頼んで、ちょっとうとうとしてたら、なんか身体が揺れてるような気がして 目が醒めたら、音無先輩が上に乗っかって腰振ってたって」 「遊佐の寝顔があんまり可愛かったから、つい近くで見とれちゃったんだよ」 「で、ついでに挿入したんですね」 「なんかギンギンに朝立ちしちゃって、そのまま萎えさせるのもなんだし、せっかくだからつい」 「はあ~、聞きしに勝る鬼畜振りですねえ」ユイがあきれたように言う。 「それよか、大事な話があるんだ」音無は真面目くさって言った。 「なんですか?」 「話というのは、実は… 日向からの言づてなんだけどさ」 「えっ!! 日向先輩が、わたしに? 何て? なんて言ってたんですかあ?」嬉しそうに目を輝かせて、ぴょんぴょん飛び跳ねるユイ。 「待ってくれユイ、ここで話すのはちょっと… そーだ、いいこと思いついた、お前の部屋に行かないか?」 「え~」ためらうユイ。 「ここじゃ聞かれちまうかもしれねえ。大事な話なんだよ」 「う~ん…」腕を組んで考え込むユイ。 「どうする?」 「…ヘンなコトしない?」ユイがジト目で音無を見上げる。 「しないしない!」かぶりを振る音無。 「絶対しない?」 「絶対!!」 「…じゃあ音無先輩、わたしの部屋に…」 翌朝、ユイとそのルームメイトとの情事を終え、音無はあくびをしながら女子寮を出た。 おわり